Ebru/あらい
 
いてくれないか。
     乾かないから、光度を上げるから、
     墨汁をし垂らした一指で、つよくつよく

さんの、さんの あおいの んつついわ 煎て、梳くこと。
呼はなのか、まあだいだい
の。の、舌触りで 
ああ ななのもと は、ち、ととへ ははいしめ 芯まで 堕とす。

     かの、かかましらさざ とおとおとしる
     そほ、しざ かしら しか、たた たた。はしう。

必ずしも史も死も同じ数にはならないから
ほつれた目を潰して潰して。穴を埋めていくのですよ。

          (漂白する。)

      くひをほへては すへをしつては まが、
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