Ebru/あらい
 
が、
      うの、しごふのに、につほから はめくしによせて

          どうせ蝋引きに潜された目では、
          ため息も泄れないから。
          詰まらないものを回帰する花庭。

      たらたらとと、と、とと とと とと
      ほてつて て じつとしまつわ

陰と陽が混ざりあい、とぐろをえがく、
その隅からスミカへ。
痕一筆のところで、
地が逆さまに崩れては ながされていく。
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