focus/あらい
 
    殺し/    た
           門は 続くと唱え、/   み
                     露光して

髪に糸を垂らし口を閉じるようなまぶた
  節目がちに
    細い糸が亘るしぐさで足を進めている

  明朝。
     飛び立つ前に 扉を 固く 閉めて 置いて
        煩わしいから 
           耳
           もとで
  とりのこされたものの、口を深く鎖し、腰掛け

     だから
       して 頬づえをつき、あわれめをほどく
     傍に目
       を授けている

私はどこへも
[次のページ]
戻る   Point(3)