focus/あらい
 
へもゆけずに、ケを?り
                     腹を
                      咲く
          生命を喰らう
         誰の瞳も奪わない

     瞑ら化した左右に見る色を問いて
    廃と薄墨が癒えてくるのを黙って待つ

たぶんきっと天を剥がしていく下底に

筋書きだけの
  要旨すら
 汚れ?され、その虹彩は濁ったままにせよ

 揺ら嗄れた 息を解すばかりの手付で布いて
ほつれた実を
    また 沙羅に広げ溶かれた分 酸いてやる
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