20230805°/ryinx
 


 煙りのなか、ただ どうしようもなく佇んでいる。
 煙り、のなかに、ただ、どうしようもなく

 灯りはある、そして機械がある。



  機械的に機械するわたしは機械ではない。
  だから、感情がある。
  だからいろいろな物事に印象をうける



 あまりにも当たり前が当たり前になりすぎてしまって、
 けれどもそれを当たり前に受け止めるのは時間の浪費なのではないかと思う日もある。



  それでも日々は過ぎてゆく
  あたりまえに過ぎてゆく。

  いずれ、すべてが忘れられるとしても
  わたし自身がわたしを取り巻くものを
  ないものとし
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