しらふで死にな(毎日は降り注ぐ)/ホロウ・シカエルボク
ら歩くのさ、そうしないとなにかが詰まるような感じがあって…身体的なことかもしれないし精神的なことかもしれない、たぶんどちらも正解なんだろうな、歩かないと骨密度って落ちていくらしいよ…俺はリズムで書くタイプだから、どこかでリズムを求め続けているのかもしれない、それはキープされたリズムということではない、外を歩いていると、誰かを避けたり信号を急いで渡ったりしてリズムが変化するだろ、きっとそういうのが必要なのさ、そうして身体の中になにかが堆積していくんだ―言葉っていうのはそのまま、それを放つもののすべてを語るものだという気がするんだ、思考の傾向、あるいは潜在意識の―一人の人間そのものの断片のようなもの、
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