あわい/あらい
 
から

暗幕を持たない不知火が、それにしてもと続く
  まごついた泡が駄目になるのを ほらみたことかと反転する
    真相を失くしたものはもともと幾何学を閃光させ
      それでも大きく唸ることはない。
胸の内に飼われるハイエナが聖獣と戯れては、
       焚き付ける塵や埃に眩しては。
       燻る幼さが照明となり無垢な夜想曲と造形はわずかに
  針を掻き、撓らせる玄を希花ノゾカせました。
                       
      彼方はだあれ。 と空を懐ってみましたが                   
    彼方はなあに。   と
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