闇雲縷々/あらい
 
   これがネバーランドだっていうからメルヘンな片言私愛さ
おまえのことなど しらんが――      余波が惜しいほど、
すこしの、             罪こそがあてのない人生
一歩を                  いずれ黄昏の月に
『征く。』 木漏れ日街道を。
酒と卵巣とだきぐるみのパッチワークスタイル
(ゆめうつつ いつぞやのみちにあり)
 私のスタイは吐瀉物で汚らわしい手記で 思考回路と呼吸し、
?いまにしてたつ?
     列車を見送ったこともなく      深夜 交じりの
     戦地に勇んだわけもない     (吐息)と(唾棄)
つい砂月の 古書を 棚に
[次のページ]
戻る   Point(0)