mechanical ventilator(人工呼吸器)/ホロウ・シカエルボク
と思えば戻ってくることが出来る、本当は…でも戻って来れるやつはひと握りも居ない、みんなすべてが終わったみたいにくたばっていく、この文章の一番初めに書いた言葉を覚えているだろうか?「世界は崩れ落ちたりなどしない」そう、世界は個の本質であり、個は世界の本質である―自由を内に秘めながら、不自由にこだわるのは滑稽だ、俺たちは世界の駒なのだ、世界と繋がっていることを理解していれば、慌ただしくもがく必要などひとつも無いはずだ―世界とはなんだ?世界とは命だ、何を言っているかわかるか?それは複数形で語られることがない、たったひとつのコアだと、誰もが本当は理解しているのだ、本質、とでも言い換えてみようか、本質は崩れ
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