俗説。我らが啼泣/あらい
断器は降りたままかあ。そうかあ。っしょうがねえああ、あっ、
あれかぶれぶつくさみちくさこうして、
朝方まで駆け抜けてきたけどもうね、金策が尽きましたので。「――すいませんね」と頭痛腹痛の最中、自由奔放な死神はくたびれたスーツでしゃがみこんでくれました。どうやらもうちょっとだけ時間が余ってるみたいです。
そうやってへらっと軽く云うのね。そういうとこちょっとズルいと思う。ゆるされないでしょ、もう妙薬以下偽薬以上だってその頬に毒ふくんでしあわせ、なんてずるずるなミチ、ほんのちょっこっとしか感じ得ない無いモノねだりっしょ。
散歩進んで二歩下がる猫島の動画はお決まりのパターンで朝方ま
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