詩の日めくり 二〇二二年十一月一日─三十一日/田中宏輔
に自分の居場所を伝えるメッセージを隠喩で描いていたのであった。ホームズ役の犬がクセ者で、おもしろかった。人間を下に見てしゃべっているところが、とくにおもしろかった。
竹中優子さんから、詩集『冬が終わるとき』を送っていただいた。頭がすこし混乱するような叙述が見られるが、それは計算されてのことだと思った。比喩が適確だからである。ひりひりするような叙述も見られるが、そこに作者の深い人間観察があるのだなとも思った。若いひとなのだろうか、わからない。
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5作目は、ウィル・スタントンの「バーニイ」実験用のネズミのバーニイが
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