詩の日めくり 二〇二二年十月一日─三十一日/田中宏輔
 
料の20万円もとってた。詐欺に遭ったようなものだ。いや、詐欺だ。出版社は考えなければならない。


二〇二二年十月九日 「夢」


 きょう見た夢はおかしなものだった。勤め先の日知庵まで行くのに、自転車に乗ってたのだ。自転車なんて10年以上も乗ってないのに。それで、自転車に乗ってたら、地面の割れ目に落っこちて、でもまだ乗れてて、進んでいくと、つぎつぎと地面の割れ目に出っくわして、夢だこれはと思って目を覚ました。


二〇二二年十月十日 「コントラカールの廃墟」


 2作目は、ジョイス・キャロル・オーツの「コントラカールの廃墟」判事一家は落ちぶれて、古い家に移り住んだ。兄と
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