国立国会図書館の『個人向けデジタル化資料送信サービス』/藤原 実
を知らないまま嶋岡晨氏の著書を孫引きするカタチで触れている山本太郎による盗作事件があります。
戦後詩におけるスキャンダルとして有名な事件で、今から40年ほど前、当時、日本の現代詩を代表する詩人の一人と目されていた山本太郎が学生時代からの知人である生野幸吉の詩から大量にかつそうとうの年月に渡ってその詩句を自分の詩作品に流用をし続けていたという事実があり、ついに生野から告発されるに至るという事件です。
詳しいことを知りたかったのですが、随分と前のことでもあり、気にはなりながらも長らくそのままになっていたのが、今回、国立国会図書館の『個人向けデジタル化資料送信サービス』(https://ww
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