詩の日めくり 二〇二一年一月一日─三十一日/田中宏輔
 

 6作目は、オクテイヴィア・バトラーの「血をわけた子供」共生関係にある生物とのあいだのやりとり。人間はその生物の卵を食べることで寿命が延びる。その生物は自分の卵を人間の身体に産み付ける。

 7作目は、ローレンス・ワット=エヴァンズの「ぼくがハリーズ・バーガー・ショップをやめたいきさつ」異星人たちがやってくるバーガー・ショップに勤めていた青年が、仕事をやめた話。異星に行くことは選ばず、この世界で、知らない世界に行くことにするというわけ。


二〇二一年一月十日 「鏖戦」


 8作目は、グレッグ・ベアの「鏖戦」はるかな未来の人類と異星人との戦争の物語。この作品は、ベアの作品のなか
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