詩の日めくり 二〇二〇年八月一日─三十一日/田中宏輔
 
男の話。ただ殺しただけの話。

 10作目は、レス・ダニエルズの「やつらの目あては」妻と妻の愛人を殺した男が目にしたのは、死体となってまたセックスしはじめる妻と妻の愛人の死体の姿。

 11作目は詩で、リチャード・クリスチャン・マシスンの「吸血鬼」ほとんど何も感じなかった。


二〇二〇年八月十二日 「とぎれる」


 12作目は、チェルシー・クイン・ヤーブロの「とぎれる」交通事故にあった女性が支離滅裂な状況におかれるという話、女性の頭が狂っているというふうにもとれる。

 13作目は、ウィリアム・ノーランの「最後の石」現代に甦った切り裂きジャックの物語。読んでる途中で、内
[次のページ]
戻る   Point(15)