詩の日めくり 二〇二〇年八月一日─三十一日/田中宏輔
まう。その男の知り合いであった医師が、その男に復讐するために病院にきたその男に殺された幽霊たちと遭遇する話。
10作目は、ゴードン・リンツナーの『刀鍛治の双眸」江戸時代の話。刀鍛治が自分よりすぐれた刀鍛治の腕をねたんで殺したのだが、その刀鍛治に憑りつかれるという話。
11作目は、ラムジー・キャンベルの「旅行案内書」M・R・ジェイムズの古書を買った老人が、その古書に書き込まれていた場所にいくと死神が待ち構えていたというもの。ラムジー・キャンベル、読ませる作家だ。静かだが怪奇ものの叙述がうまい。
二〇二〇年八月二十四日 「帰郷」
12作目は、P・W・シンクレアの「
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