詩の日めくり 二〇二〇年八月一日─三十一日/田中宏輔
 
らない姉。その隠れ場所は姉が想像する化け物がいた。

 11作目は、レイ・ブラッドベリの「伝道の書のはるか後は」は詩。聖書を下敷きにしたもの。つまらなかった。

 12作目は、トーマス・モンテレオーネの「夜は早く凍てつく」雪の深い夜に死神と出くわす話。

 13作目は、チャールズ・L・グラントの「老人たちは知っている」死期を、死ぬ日を知っている老人たちの話。


二〇二〇年八月十九日 「大きな岩のある海辺」


 14作目は、ダグラス・E・ウィンターの「スプラッタ──ある警告」断章形式の物語のコラージュ。とくに目を引くところはなかった。

 15作目は、レイ・ラッセルの
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