詩の日めくり 二〇一九年八月一日─三十一日/田中宏輔
 
は恥ずかしがって言うべきだ。
我がふり見て人のふり直せ。
力のない無力は無であり、無のない無力は力である。
けなす非難もあれば、ほめる賞賛もある。
あって一癖。
淫して楽しまず。
一方美人。
鳴らねば打たぬ。
皿を食らわば毒まで。
蛇藪。(蛇から藪が出てくるのよ。)
仇を恩で返す。
あらゆる善いことをした人でも、わたしに悪いことをした人は悪人である。
生きているライオンは、死んだ犬にまさる。
袈裟が憎けりゃ坊主も憎い。
船多くして船頭山に登る。
薬につける阿呆がいる。
味方の味方は敵だ。
大事が辛抱。
貧乏人でさえ、友人はおぞ
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