詩の日めくり 二〇一九年八月一日─三十一日/田中宏輔
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二〇一九年八月十四日 「野村喜和夫さん」
野村喜和夫さんから、詩論集『危機を生きる言葉─2010年代現代詩クロニクル』を送っていただいた。ぼくの詩集『ゲイ・ポエムズ』、『LGBTIQの詩人たちの英詩翻訳』(ともに思潮社オンデマンド)を紹介してくださっている。取り上げられている詩人は、百人を超えるのではないだろうか。膨大な数だ。
二〇一九年八月十五日 「だれもが一度は考えること。」
証拠より論。
へそから上の領分には、宗教も真実もある。
悪意の行き過ぎほど安全なものはない。
金銭は人の尊敬よりも確かな財産である。
恥ずかしいと思うことは恥
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