詩の日めくり 二〇一八年十一月一日─三十一日/田中宏輔
たので、待合室でさいごまで読んだ。大好きな作家の処女長篇である。よかった。帰ると、注文していた、チャールズ・シェフィールドの『ニムロデ狩り』が届いていていた。
『ニムロデ狩り』はまだ読まない。昨年、ひとに譲った小説だったので(自分の本棚を軽く見てなかった本なので)買っただけの本である。本って、いつ、どんな金額になるかわからないので、買っておいたのだ。むかし読んだとき、B級SFで、でも、おもしろかった記憶があるので、買っておいたのだった。
『ニムロデ狩り』を、なぜ手放したかというと、たぶん、カヴァーが気に入らなかったんだと思う。でも、きょう届いた本を見ると、手放さなくてもよかったのではな
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