詩の日めくり 二〇一八年三月一日─三十一日/田中宏輔
 
イの妙薬』。これまた物語をひとつも記憶していない。

 いま近所のラーメン店から帰って、ひじょうに腹が立っている。ランチが750円って看板に書いてあるのに、950円を取られたのである。理由は、パスをもってないからだという。パスのことなど看板に一言もかいてないのにだ。もう二度と行かない。味は気に入ってたけど、きょうのこと、詐欺じゃんか。

 いま日知庵から帰った。コンビニで買った海鮮せんべえと烏龍茶をいただきながら、ブラッドベリの短篇集『メランコリイの妙薬』を読む。15年ぶりくらいの再読だ。楽しみ。新刊本を読むのといっしょ。お得です、笑。記憶力がない人間は。


二〇一八年三月十一日
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