詩の日めくり 二〇一八年二月一日─三十一日/田中宏輔
 
い校正だなあ。


二〇一八年二月四日 「破局」


 いま日知庵から帰ってきた。帰りにセブイレで買ったサンドイッチを食べて、ロバート・シェクリイの短篇集『無限がいっぱい』のつづきを読んで寝よう。きょうのお昼に読んでた「先住民問題」って作品、人類学や生物学を少しでも知っていれば、簡単に片づく問題なのに、作品が半世紀まえのものだからね。

 ぼくは画家になり損ねた詩人だ。詩人なんて、吐いて捨てるほどいるけれど。画家もそうか。吐いて捨てるほどいるか。芸術家とは、なんと因果な生業なのだろう。

 いままで寝てた。ご飯も食べず。ロバート・シェクリイの短篇集『無限がいっぱい』を徹夜で読
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