詩の日めくり 二〇一七年二月一日─三十一日/田中宏輔
という感じで
そんな顔つきをいつもしてたおばさんだったから
ぼくが大学院に進んだら
いばることがあまりできなくなるからだったのかもしれない
そのときには
ぼくも博士の後期まで行くつもりだったから
あ
こんな話をするつもりはなかって
ええと
そうそう
三条白川に
古川町商店街ってのがあって
そこに林くんの実家があって
お店は東山三条でそのすぐそばだったんだけど
中学3年のときかなあ
何かがパシャって水をはねる音がして
見ると
白川にでっかい鯉が泳いでいて
なんで白川みたいに浅い川に
そんな大きさの鯉がいるのかな
って不思
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