神経組織の夢/ホロウ・シカエルボク
どもう気にする必要はないのだ、そのことで明日の幾つかを失うかもしれない、だが、得ることの裏では必ず何かを失っているものだ、俺が間違ったことを言っていると思うか?心当たりは幾つだってあるはずだよ、本当はその比率は、いつだってイーブンのはずだ、どちらかに印象が偏ってしまって、気付けていないだけのことなのさ、いつだってね、そうでなけりゃ肉体と精神のバランスは崩れてしまう、生きるためのテンションが狂ってしまうんだ、剥がれて、?がれて、剥がれ切ったあとのシルエット、生きている骸骨にならない限り本当のことは歌えない、だからこそ人生は一瞬の夢なのさ、俺は人生を賭けて無数の言葉を、無数の嘘っぱちを排水溝に垂れ流す
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