詩の日めくり 二〇一五年四月一日─三十一日/田中宏輔
 
遺物」

 ジョン・クロウリーの『古代の遺物』を読もうか。また読むの途中でやめなきゃいんだけど。ジョン・クロウリーの作品はよいのだけれど、改行はほとんどしないし、会話もほとんどないし、読むのがとても苦痛なのが難なんだよね。さいしょの短篇、「古代の遺物」も、2番目に収録されていた「彼女が死者に贈るもの」も読みやすかった。『リトル、ビッグ』みたいにギューギュー詰めじゃなかった。短篇だからかな。ちょっと球形したら、読書を再開しよう。3作目の「訪ねてきた理由」が、わからない。さいごの2ページが、記述的に不統一感が強くて、どう解釈していいのか、わからない。表現主体はヴァージニア・ウルフではないはずなのに
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