手紙が飛んだこと。/水宮うみ
星みたいな劣等生。
張られてるネットの向こうにインターネットにないものを夢に見ていた。
きみが付けた傷口が何かをずっと喚いているから何も聞こえない。
何度でもひかりに会いに行くのだろう。無数の夜が綺麗だった日。
人工知能を研究する知能のことを想う人工知能。
電車の窓から見えていたあの川にいつか行ってバーベキューとかしたい。
「一章のお願い」「二章のお願い」と願い続けた登場人物。
あの人が心配して見に来てくれたことに、今になって気付いた。
衣食住 一角獣は移動中 衣装が住んだ自由帳たち。
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