手紙が飛んだこと。/水宮うみ
とみは外を向いてるのに内側も映していた。
月面にいるウサギはアイラブユーを「地球が青いね」と訳すかな。
そこはかとなく儚くて底のない明るい朝に靴をはきます。
人々のなかには人がいなかった 々がおなじ顔をしていた。
僕の目に映る世界しか知らなくて鳥の動きをぼんやり見てた。
待つことは得意じゃないからカップラーメンは1分で食べ始めるわ。
確かあの辺でこの本を読んだとき、この辺のページを読みました。
走っても、眠っても、手の端っこで日が落ちて始まる夢だった。
劣等生みたいな一等星をみた一等星み
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