詩の日めくり 二〇一四年十一月一日─三十一日/田中宏輔
 
ているのだろうか。きのうもほとんど眠っていない。クスリの効きが落ちてきたようだ。

二〇一四年十一月九日 「アップダイクの『走れウサギ』を読んで」

 ジョン・アップダイクの『走れウサギ』の冒頭の2ページを読んで、あれっと思い、さらに2ページを読んで確信した。これ、まえに読んで退屈だと思って、捨てた本だった。しかし、いま読むとメモ取りまくりなのである。ぼくの言葉の捉え方が変わったのだと思う。こういったことも、ぼくの場合、めずらしくないんだな。

二〇一四年十一月十日 「amazon」

こんなやつに笑われたひとは、こんな連中にも笑われています。

二〇一四年十一月十一日 「おれ
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