母船/あらい
の少しあったかい楔に ぎっこんばったん 黒い渦が 萎びたスナメリを躍らせ 交われば善かったのに 沙羅に熨せる甘酸っぱいシロップ漬け あなたのふぐりとわたしの子宮と、ボトルシップ、それとも紙飛行機かしら。それだけしなだれて(さいごにはわらってないて)のまれたらいい。
亡き君のうなじに絡め手、予定日は七回まわってONEのとこ
放送禁止用語で並べ立て埋め尽すゾンザイを、黒猫に挿げ替える
回復軌道の動力と、たたらの魂動は子守唄とあり
壱参番目の筋交いの悼みに、流線型のふくらみを手厚くバラしている、カヤネズミの夢。実在、ハトメを失くした砂時計の 君の骨だ なんて素敵でしょう。偽眼球体を転じ続
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