フラグメンツ カタログNo.211〜240/AB(なかほど)
とは違う君が
ほっぺを膨らませている
226
書類の山の向こうに
僕らの公式が待ってる
のかな
227
君の街は晴れてるかい
君の国は晴れてるのかい
君の空も晴れているのかい
228
つかのまに慣れてしまう
なんて
できないようだ
229
窓はない
最初からなかった
そう思ってごらん
230
君の手は優しくなれると思う
差し伸べられる全ての方向へ
やさしく
231
今日
降って 消えた
ことばは とんと
232
そんなふうにしながらも、またひとつ消え
そうな。昇るだけの梯子の上で、君の方
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