詩の現実主義/葉leaf
いったん切り離し、そのテクストとしての自律性・技術的完成度・内的深みなどを追求していく。これらのポリシーが、詩の芸術作品としての価値を高めてきたことは否めない。詩が技術的・美的に洗練され、鑑賞者に感銘を与えるだけの芸術的強度を備えるに至ったのはこれらのポリシーの功績である。
だが、これらの閉鎖的なポリシーはもはや来るところまで来てしまった。現代詩はもはや様式化され、みな金太郎飴のように似たり寄ったりの作品を再生産するようになってしまったのである。もちろんそこに微妙な差異を読み込んでいく批評の営みはあるが、全体的に作風が画一化されてしまった。言葉の飛躍や脱臼、暗喩や定型の使用など、だいたい現代詩
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