真夏の夜中から明け方にかけての少年/hayasakaakira
 

午前三時、まぶしい日テレ
閉じた強がり、開き直り。囲繞。全然何も開かない感じ
死んだ貝みたいにメッセージがない。
待望される、着信
悪魔の燃料を蓄えているつもり。
全て100か0で割り切るのさ


手のひらを見る



・・・いざというときのために殺せる鉛のパチンコと、デザインの世界一カッコいい雑誌を持って、出口となるメロディを聞きながら、街角で違法なトランプのバクチをやっている姿を、、、、思い浮かべる。素早くカードを切り、相手は負ける、私服警官がやってきて後ろ手を取られた後、天才的素早さで抜け出し、ホテルのロビーに逃げ込み、ダウン症の女の子にその日の売り上げを託して、
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