感電のさなかには痛みなど感じていないものだ/ホロウ・シカエルボク
 
、なにをマークしてなにをスルーするのか―実際のところ、そのとき選択するものが、あるいは選択しなかったものがなんであろうと大した問題ではない、重要なのは選択するという行為そのものに注ぎ込む集中力だ、闇雲になってはいけない、これは雲を掴むような話だ、本当の静寂が心の中にあることを知らなければならない、血眼になってはいけない、なんなら目を閉じてみたっていい、身体の力を抜いて、呼吸以外のいっさいの動きを止める、呼吸とともに繰り返されるインプットとアウトプットを正しく理解することだ、一秒一秒の間に様々なことが起こっている、言葉を使う連中はとにかく大きな話をしたがる、でもそうじゃない、小さなものを正しく見つめ
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