カップ/山人
 
の頃やってたスポーツでね。俺に憎しみがあったんじゃないかって思うくらい。だからオヤジはあんまし好きじゃない・・・っていうか、厭だった。
 でも、俺の職業のアドバイスくれたのはオヤジだったんだ。まじめに言うんだよ、ろくに全うな人生歩んでねぇオヤジがさ!、でも、その真剣さに俺は確信したんだ」
 そういうと、最後の一滴を飲み干した。
 「へぇー、そうなんだ・・」
 二人ともカーテン越しに入ってくる秋色の風を感じながら、フローリングに直接体育座りをし、思い出話に花を咲かせた。
 「さて、じゃぁ、またちょっとやろうっか」
 「うん、カップ洗ってからやるね・・・・」
 そういって由美は雄太のカッ
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