17歳 砂に何を埋めた?/瓜田タカヤ
ビックリ笑い気味に毛内が行った。
がそんな事はお構いなしでパトカーはどんどん車幅を縮め
ついには進行方向を塞がれた。その動作は極めて敏速であった。
毛内は一度とまり、あきらめたかのようにキーに手を延ばした。
警官がドアを開けて降りてこようとした瞬間、毛内が言った。
「にげるべ。(逃げよう)」
毛内はアクセルを吹かし、
歩道に原チャリを乗り上げ、一気にUターンし走り出した。
ぬーすんだあバイ〜クではあしいりいだあす〜!
行く先もわからあぬうまま〜!
まさに、オザキの15の夜状態!
でも俺が思っていたことは「パパに怒られる!」であった。
警察官もすぐ車に乗り、俺
[次のページ]
戻る 編 削 Point(5)