17歳 砂に何を埋めた?/瓜田タカヤ
方腹が減ったので、
近所の桜川書店にあるハンバーガー自動販売機まで、
盗んだアドレスにノーヘル二人乗りで向かい
(なんかチープオザキチック!)
熱すぎる錆びた厚揚げのような味のハンバーガーを買った帰りだった。
毛内が運転し、
俺が後部にだらしなく座っているアドレスが家に向かう途中、
右後方からスーっと滑るように音もなく、一台の車が現れた。
それはどう見ても100パーセントパトカーであった。
パトカーは俺達の乗っているバイクの少し前方から、
徐々に車間距離を詰めだし、
歩道とパトカーの間に俺達をはさみ撃ちにしようとしていた。
「マッポダ!マッポ!」
ビッ
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