17歳 砂に何を埋めた?/瓜田タカヤ
 
チャリ「アドレス」に乗っていた。
「青森駅でカギつけっぱなしであってや
 (青森駅でカギをかけっぱなしで置いてあってさ)」
と俺の家の前で、
制服姿でタバコを吸いながら、当たり前のように言った。

その原チャリは家の前に駐車し
毛内と、PCエンジンの「妖怪道中記」とかを
夜中の2時、3時までやっていたりした。

オヤジが午前4時ころ起きてきて
「モウナイカエレ!」と何回も怒ったりしていた。
が俺も毛内もそんな親父を無視して、ひたすら妖怪道中記や
ファミスタやファイヤープロレスリングなどと言ったゲームを
やり続けていた。

そんなダメな日々。
いつものように明け方腹
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