廃棄物になりたくないのなら/ホロウ・シカエルボク
 
き出すんだ、自分を蝕もうとしている人生というやつを、運命を…アナログだって思うかい?でもそういうもんだぜ、人間なんか所詮骨と肉とポンプの詰め合わせだ、ぼんやり生きればぼんやり死ぬだけさ、妙な啓発本に乗せられて、悩める自分を捨てようとするなよ、悩める自分を諦めるな、そいつとつきあわなけりゃそのうちどこにも行けなくなって肥え太るだけだぜ、真実を知るには真実を決めないことだ、俺はいつだってそう書いているだろう、そんなもの人間に決められるわけがないんだ、ただ、そう、でも、そういうものがあるって分かっていれば、自分の進むべき方向だって見えてくるというものさ、俺はまだそれを見失っていない、もう見失いようがない
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