砂の中のスイム、充血した水晶体、それから脈絡のない明け方の夢/ホロウ・シカエルボク
 
過ぎるせいだろうか、テレビはいつだって字幕だけが有効な伝達の手段、魅力に満ちたもの言わぬアティチュードはみんな、無関心のごみ箱の中へ廃棄されてしまった、誰もその中を改めない、だから誰もそのことに気づかない、とうの昔に捨てられたそれが少しも腐敗していないことに、悪い耳打ちをされて目つきがおかしくなった女、素直さは決して美徳ではない、打ち砕かれて初めて開かれるまなざしがある、パーソナル・コンピューターは、だけど、個人の為だけに生きることはしない、繋がれたままの通信、アクセス以上のコンタクトは稀なこと、キーボードで孤独を忘れられたりするはずがない、穀物の種のように文字がばら撒かれてゆく、僕は言葉とだけ話
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