飲み込むそばから消えてゆく(たとえばあまりにも膨大な嘘が)/ホロウ・シカエルボク
 
いな雨を見ながら数日を過ごしている、漫画以外に読んだこともないようなお粗末な連中が、俺の詩を読んでわかったような口をきいてる…俺は不味いものだとわかっていて口に入れる真似だけはしない、口の端で笑ってやり過ごすのみさ―それは地球の核よりも深いところにあるのかもしれない、俺はずっと言葉を使い続け、もっと底へもっと底へと書き続けてきた、土塗れになり光すら届かない場所に居ても次になにをするべきかわかっていた、次になにをするべきか?動きを止めないことだ、俺は俺だけを睨む、俺だけを憎む、俺だけを殴る、俺だけを殺す…アイワナベーキルミー、そうだろロットン、カテゴライズの馬鹿馬鹿しさの先に行かなけりゃ本当に欲しい
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