日々の垂れ流し050402、木蓮に連なる/A道化
 
た 
春顔


わたし 優しくなれるのに
打ち明けてはくれないの
ぬるむ泥の目は 
開き 
じっとり と 
待っている


待って いる
いつか 前触れもなく
木蓮が
手首から 傾き
ぼとり と 
もげ落ちるのを 


その時に
崩れかけの秘密
を 拒むのは
泥まじりの 木蓮
木蓮まじりの 泥
を 感じる 足の裏


ぬかるみの ような
匂いの ような
窒息の ような 
腐敗
を そっと促す 
足の 裏


2003.4.25.

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