バッド・アティチュード/ホロウ・シカエルボク
な記憶の中にでもとどめておいてもらえればいいよ、その程度で全然問題ない、もしもそれが君にとって必要なフレーズなら、あるとき君の記憶の壁を突き破って脳髄に突き刺さってくるだろう、ああ、初っ端から話が逸れてしまった、とかく詩人というものは、次から次へと思いつくままに喋り過ぎる、たったひとつの言葉だろうと、眩暈がしそうなほど書きつけられた言葉だろうと、それが書こうとしているものは同じなのにね?まあ、だけど、これは、あくまでも俺がそう思っているというだけのことなのだけど、参考までにひとつ話しておくよ、それはさ、言葉そのものを信じているのか、詩という形態を信じているのか、そういう違いなのさ、わかるかい?俺は
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