心臓と星/狩心
か?」
はち切れんばかりの肉体で
弾を受け、世間の批判を吸い込み
口から臭気を放ち、
大きな牙を剥くと
現実が受け入れられないという顔をした
固まった蝋人形の警官
警官の顔が百万個に細胞分裂
その肩に手をかけて
「さて、
今回の景観は」なんて
さわやかに頭から食す
さわやかに食して
廊下にたった一人の食卓を作る
エレベーターが開いて
違う次元から来たセーフティネットワーカーが
わたしを人類のテロリスト呼ばわりして
先祖子孫万歳と言って 魂の爆弾で自爆してくる
ビクともしないわたしは
何事もなかったかのように
階段を転げ落ちるように
段落
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