心臓と星/狩心
降り注ぎ
わたしはどんどんと堅く強く
孤独になっていく
情けは強く降り注ぎ
私をゆっくりと殺す
そんな私を見ていた貴方も
生きようと死のうとする
微かに繋がれた手を
当たり前のように信じるけれど
わたしはすべてを疑いながら
あなただけはと何度も語りかける
帰宅すると床が抜けて
下の階の食卓に転落する
椅子の足に突き刺さって
血反吐吐く
椅子の足が突き刺さったまま
ジョークを言って
にっこりと笑う
唖然としている家族団欒を尻目に
累累屍を踏みながらドアの外へ
警官が駆けつけて発砲してくる
パンパンパン
「私とセックスしたいの?
今日も、晴れですか?
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)