心臓と星/狩心
 
れる場所を探していたのに
ドアは無限に続いていた

次の日
女はケロッとした顔で
昼間の自分の役を演じた

胃の中の蛙がまだ
イミの中でゲコっている

吐き出した体液からは
死産の タイ=ジの声

  ケイソウ 無味無臭
 就活、運命の事前登録
抹消、紐だらけの夏に 縛られて

 私には
 星の声がある
 遠く離れた知の
誰にも届かずに消えた思いと
誰かに届いて後悔した思い
チに飢えている
体感でも想像でもない
現実をかきむしって
中身を露にして
穴が開くほどかきむしって
その穴を潜り抜けて浴びる
すがることのできる情け
情けは容赦なく降り
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