おわりの譜/秋葉竹
 

(ただの、予言さ。)

群れる風船金魚の優雅な孤独に
ひとり、ひとりの気楽さと、
ひとり、ひとりの希望の憧れを
感じさせられることとなるだろう。

(これも、そうさ。)
(寂しくなんか、ないさ)

ひととき、
手にはいった『深海の泉』の深淵をかたる
あまねく、
絶海の世界の風船金魚たちのばらつきには、
ひとりぼっちを救うあたたかい
深夜てっぺんへのすり合わせが必要、だね?


そう、かね(鐘)?

り〜んご〜ん り〜んご〜ん

朝は、寂しくなくなればいいのに、

り〜んご〜ん り〜んご〜ん

消え入りそうな暗い心象風景を知り、
葬送ゆえの
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