どこに居るの、沙織。/ホロウ・シカエルボク
 
んなことを話して、金髪はそれがどうした?というように男を見た。
 「まだなにかある?」
 うん、と男は隠し持っているハンマーの柄を強く握りしめた。
 「となりの女の子についてなにか知ってる?」
 女の子…?と金髪は少し目を細めて考え込んだ。死んでる、と男は付け加えた。長い沈黙の後で金髪はようやく思い当たったようだった。あぁー!
 「あの子、先週だったかな、ここで一緒するお友達探してた時に知り合ってさ、好みだったからダメもとで誘ってみたんだよな。そしたらまさかのOKでさ、俺嬉しくなってサービスしたんだけどそれが良くなかったみたい。痙攣し始めてさ。なんとか目を覚まさせようと叩いたりとかしてみ
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