創作童話詩/水菜
なんども繰り返し
雨が降っているのね
雨の匂いがする
窓を開けているから
手を触れてみたら手から甘いかおりがした
ほら良いから出てきなさい
ちいさなお手手ひいて
一緒にケーキを食べよう
苺は嫌いだからあげる
にゃーお
声が聞こえた
何も聞こえなかった
ミルクの匂いがする
赤ちゃんの匂い
ケーキは要らないよ
小さな子猫が飛び出してざらざらの舌で手をぺろりとなめました
洗い上がりのシャンプーの香り
ため息ついてそっと抱えて
ケーキはお預け
いたずらっ子を置いて
猫砂と猫用のミルク準備して
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