好きな唄をいっぱい唄おう/水菜
す。
あなたと離れることは、わたしにとって、死ぬほどくるしいことだけれど
そうするべきだとわかっています。
これが、わたしの愛し方なんです。
あなたには、なにも伝わらない愛かもしれないけれど
これが、わたしの精一杯の愛なんです。
あなたが、これから先もずっとずっと、幸せでありますように。
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『どうしたら、あなたを忘れられますか?』
どうしたら、あなたをわたしは忘れられますか?
今もとてもとても苦しいです。
苦しいけれど、わたしは、やっぱり、普通じゃなかったって、思います。
例えば、深い海の底に落ちた綺麗な銀細工の細いナイフを、一生懸命探している人のよう
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