クルックドゥー!糞尿死から飛びたて!/瓜田タカヤ
 
う二度と繰り返さぬために
汲み取り便所を無くす会「ノーボットンの会」を結成し
インターネットのhpや
全国の小学校や老人ホームを、行き交い講演を行うのである。

彼は我が子が死ぬ前までは、気の弱いだめな男であり、
どちらかと言うと人生の敗北者であり、彼自身も
そう思っていたのであるが子供が糞にまみれて死んでから変わったのだ。

子供が死んだという事実は彼を変えるためには十分な理由であったろう。

そして彼は思っていた。子供が死ねば、みんなが同情してくれる。
みんなが僕の話を聞いてくれる。みんながノーボットンに金をほぼ募金してくれる。
私を中心にさまざまな事柄を進められると
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